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牧之原市のブラックユーモアなお菓子

静岡県牧之原市の前身である榛原郡旧相良町は、田沼意次が藩主を務めた城下町として知られています。意次の父は、紀州藩の足軽だったのですが、その息子意次は異例の出世で老中首座にまでのぼりつめました。彼は幕府の財政赤字を立て直すため、様々な改革を行いました。しかし彼を歴史上有名にしたのは、その業績ではなく、老中首座の頃のいわゆる「田沼時代」の贈収賄疑惑です。急激な改革を推進した結果、社会の初期資本主義化がはじまり、贈収賄が横行するようになりました。意次本人も、江戸商人への権益を極端に図りすぎたことで贈収賄疑惑が持ち上がり、今に至るまでダーティなイメージで語られているのです。
さて、そのダーティー意次をイメージしたお菓子、その名も「ワイロ最中」が人気です。パッケージから中身まで全部おもしろすぎます。
まず、箱の横にはこんな注意書き。「本品は思想的・倫理的に危険です。」箱の表紙は商人が「貴方様のお好きな黄金色のお菓子でゴザイアス」とお菓子を差し出す絵が。いよいよ箱をオープン!饅頭の写真に「付け届けには饅頭にかぎるのう。」との言葉があり、これをさらにめくると小判型のモナカと、「したごころ」と書かれたのし袋。ん~~やられた、と思わず苦笑い。
ブラックユーモアたっぷりのこのお菓子、地元では賛否両論あるものの、相良茶のオマケがついたり、箱の裏には、田沼意次が行った偉大な業績などをまじめに書いてあったりと、地元の活性化に役立とうとする意気込みが感じられます。ちなみに「したごころ」ののし袋の中には、ワイロ最中誕生までのいきさつが書かれています。
牧之原SAで千円にて販売中。本物の小判は入っていませんので念のため(笑)。
こんなユーモアあふれる牧之原市に、不動産を購入し暮らすのも面白いかもしれませんね。

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