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静岡市葵区の隠れた名所、「聖一国師」と「しだれ桜」
「聖一国師」という人をご存知でしょうか?「聖一国師」は、鎌倉時代、日本で最初に僧侶として最高に栄誉ある「国師」の号を冠せられた高僧です。それだけではなく、中国より静岡に初めて、お茶の実を持ち帰り、栽培方法を伝えた「静岡茶の祖」と言われる人でもあります。
聖一国師は、(1202)年10月15日、駿河国の藁科川上流、現在の静岡市栃沢の集落で生まれました。 生来、機知に富み、賢かった男の子は、5歳のとき久能寺(現在の鉄舟寺)に入り、仏の修道に専念しました。久能寺13年居たあと、国師は更に修行を積むため国内の寺を巡歴しましたが、それだけでは飽き足らず、さらに修行を重ねるために1235年から6年間、宋にわたり、修行を重ねました。
帰国後は、その高い知識と経験、人柄が幕府や朝廷の厚い信任を得て、摂政藤原道家の招きに応えて建立中だった京都、東福寺の開山となったのです。
現在、その生家のすぐ脇には、国師の生家、米沢家が源頼朝に献上したと伝えられる名馬“駿墨”の碑があり、庭先の茶畑の中には、昭和7年の国師650年遠忌法要を記念して建立された“聖一神光国師誕生地”と刻まれた頌徳碑があります。
そして、その成果のお庭の横に、樹齢600年とも言われる、大きなしだれ桜があります。このしだれ桜、咲き始めは見事なボタン色だそうです。それが時間とともに色が薄くなり、薄ピンク色に変わっていくそう。
標高800メートルの冷涼な空気と、茶畑が並ぶ山あいの里に、ひときわ華やかにたたずむ大きな霞のようなしだれ桜。周りの風景と溶け込み日本画のような立ち姿は、ひそかな名所となっています。
葵区の市街地に不動産を購入し、都会の暮らしをするのもいいですが、こんなう山間の里のしだれ桜をながめながらのんびり田舎暮らしをするのも素敵ですよね。
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